■インビザラインの装着期間は？保定期間含めた治療期間について

 

歯列矯正を検討する上で、治療期間は重要なポイントとなりますよね。インビザラインはマウスピースを着けるだけで歯並びを改善できるため、ワイヤー矯正よりも治療期間が長くなると思われがちです。そこで今回は、インビザラインの装着期間や保定も含めた治療期間について、広島の木村歯科医院がわかりやすく解説します。

 

▼インビザラインの装着期間はどのくらい？

 

インビザライン矯正では、アライナーと呼ばれるマウスピース型矯正装置を装着して、歯並びを整えていきます。アライナーの装着は1日20～22時間で、それを毎日欠かさず継続していくことになります。装着期間に関しては、ケースによって大きく変わります。

 

比較的症状の軽いケースであれば、インビザラインの装着期間は半年から1年程度です。これはいわゆる“部分矯正”に当たります。前歯だけを治すインビザライン矯正なら、アライナーの装着期間も短く済むのです。すべての歯が治療対象となる全体矯正では、インビザラインの装着期間も1～2年程度と長くなります。

 

ご自身のケースでインビザラインの装着期間がどのくらいになるのか知りたい場合は、まずデジタルシミュレーションを受けると良いですよ。当院でもインビザライン専用のデジタルシミュレーション「クリンチェック」による検査を実施しておりますので、関心のある方はいつでもお気軽にご連絡ください。

 

▼インビザラインにも保定期間がある？

 

一般的な歯列矯正には、「保定期間」というものが設けられています。保定とは、歯の後戻りを防止するための処置で、リテーナーと呼ばれる専用の装置を使います。そんな保定は、歯の移動に要した期間と同程度、続けなければなりません。例えば、インビザラインの装着期間が1年だった場合は、保定も1年程度の期間が必要となります。インビザラインの装着期間が2年だった場合は、保定も2年となるため、合計の治療期間としては4年になります。これはインビザラインもワイヤー矯正も同じです。

▼インビザラインの装着期間が延びる原因

 

◎マウスピースの装着時間を守らない

 

インビザラインの装着期間は、治療計画を立案した段階でほぼ決まっています。なぜなら、インビザライン矯正では、装置の装着を開始する前に、歯の移動が完了するまでのマウスピースがすべて完成しているからです。ただし、それは計画通りにアライナーを装着した場合に限ります。1日20～22時間というインビザラインの装着時間を守れないと、治療期間も自ずと延びていきます。アライナーの交換頻度を守らないことでも、治療計画の乱れは生じます。

 

◎矯正中に虫歯・歯周病になる

 

インビザラインによる矯正中に虫歯や歯周病を患ってしまうと、治療を中断せざるを得なくなる場合があります。軽度の虫歯や歯周病であれば、矯正を継続したままそれらの治療を行うことも可能ですが、進行させてしまうとマウスピースの装着が難しくなるため、十分に注意する必要があります。インビザラインはもともと虫歯や歯周病になりにくい矯正法ではあるのですが、そこで安心をしてしまって口腔ケアが疎かになるケースも珍しくありません。

 

▼まとめ

 

 

今回は、インビザラインの装着期間と保定処置も含めた治療期間について、木村歯科医院が解説しました。インビザラインの装着期間は、標準的なケースで1～2年、保定期間も合わせると2～4年程度となります。重症例ではもう少し長い期間が必要となることもありますので、ご自身のケースについて知りたい方は、当院までご相談ください。広島の木村歯科医院ではインビザラインのカウンセリングを無料で承っております。