■インビザラインは虫歯になりやすい？

矯正治療を最短で進めるためにできること！

 

インビザラインは、歯並びを快適に治療できる方法ではあるものの、やはり最短で終わらせたいですよね。ただでさえ数年単位の期間を要する治療なので、長くなるような要素はできるだけ排除した方が良いといえます。とくにインビザライン中に虫歯になってしまうと、治療期間が長くなるだけでは済まないことが多いです。今回はそんなインビザラインによる矯正治療を最短で進めるためにできることを広島の木村歯科医院がわかりやすく解説します。

 

▼インビザラインは虫歯になりにくいです

 

歯列矯正というカテゴリーで考えた場合、インビザラインは虫歯になりにくい治療法といえます。なぜならインビザラインでは、ご飯を食べる時と歯磨きをする時に矯正装置（マウスピース）を取り外せるからです。ワイヤー矯正のようなデコボコの装置を着けたまま食事・口腔ケアをするわけではないので、虫歯リスクが大きく上がるということはありません。ただし、矯正をしていない時と比べた場合は虫歯になりにくいということはなく、むしろそのリスクはやや高くなる点に注意が必要です。

 

▼インビザラインを最短で進めるためにできること

 

インビザラインを計画通りに最短で進めていくためには、次の点にご注意ください。

 

◎虫歯にならない

 

インビザラインを行っている期間中に虫歯を発症すると、矯正を中断せざるを得なくなる場合もあります。それは虫歯治療を優先しなければならないからです。とくに重症化した虫歯では、治療後に歯の形が変わることもあり、インビザラインの治療計画そのものが破綻してしまう可能性もゼロではありません。そういう意味でインビザライン中の虫歯は徹底的に予防しましょう。

 

◎歯周病にならない

 

インビザラインの治療計画を乱すのは虫歯だけではありません。歯茎や顎の骨を破壊する歯周病も歯並びの治療に深刻な悪影響を及ぼすことがあるからです。歯周病菌によって顎の骨が破壊されると、歯を適切に動かすことが困難となり、インビザラインが計画通りに進まなくなりますので、虫歯と同様、全力で予防するよう努めましょう。

 

 

◎マウスピースの装着ルールを守る

 

 

インビザラインのマウスピースは、1日20～22時間装着する必要があります。このルールを守れないと、歯が計画通りに動かず、遅れが生じます。1～2週間に1回のマウスピース交換ルールも厳守しなければ、治療期間は長くなります。これらはインビザラインを最短で終わらせるためだけでなく、治療を成功させるためにも必須といえる条件です。

▼マウスピース装着中の飲食に要注意

 

インビザラインには、いわゆる”食事制限“はかかりません。装置がない状態で食事ができることから、硬いものでも問題なく食べられます。ただ、マウスピース装着中には、ある意味で厳密な食事制限が加わる点に注意しなければならないでしょう。インビザラインのマウスピースを装着している時は、原則として水しか口にすることができません。清涼飲料水などを飲むと、マウスピースと歯の間にたまってしまい、虫歯リスクが高くなるのです。砂糖が入っていないコーヒーや紅茶であれば虫歯のリスクも抑えられますが、歯の着色が促されてしまいますので、いずれにせよインビザラインのマウスピース装着中は水だけ飲むようにしましょう。

 

▼まとめ

 

 

今回は、インビザラインにおける虫歯リスクや矯正治療を最短で進めるコツなどを広島の木村歯科医院が解説しました。その他、マウスピース矯正のインビザラインについて知りたいことがあれば、いつでもお気軽に当院までご相談ください。